人間はもともと鼻から吸う呼吸が自然な形です。 鼻には吸った空気を浄化し、乾燥した空気を適度な湿度にして、のどへの刺激を少なくする機能が備わっています。 しかし、何かに集中すると口が開いていたり、寝ている間に口が開いて朝起きたときにのどが痛いと感じることはありませんか。
口呼吸は、のどに炎症をおこし、いろいろな疾患の原因にもなります。
唇の筋肉(閉鎖力)が弱い事で、睡眠時無呼吸症候群や、歯ぎしりや歯のくいしばり、顎関節症、歯周病、いびき、口内炎、歯の着色、虫歯などを起こしやすくなります。 また風邪をひきやすくなり、そのため咽頭炎、扁桃炎を併発しやすくなります。
当院では、口唇圧測定器で唇の閉鎖力を検査し、数値で表します。平均より低いようであればパタカラなどを使ったトレーニングをお勧めします。 ペットボトルなど自宅にあるものを使って簡単にできるトレーニングもありますのでお気軽にご相談下さい。
くちびるの閉鎖力が計測でき、口呼吸の診断に役立ちます。